出典:我が人生

あるトランスジェンダー東大生のレポート

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【あと1日!】駒場祭宣伝特別企画 ~去年の展示を振り返ってみよう~ その2

こんにちは。シンです。

今日は駒場祭の準備日でした!頑張って設営して、とても良い雰囲気の部屋になりました!どのように良いのかは是非足を運んで確かめてください~

場所はKOMCEE EASTのk214、2Fの一番奥です。

 

今回は前回の記事の続きです。

reference-mylife.hatenablog.com

 

という訳で去年の駒場祭展示「東京大学におけるトランスジェンダー生活~出典:我が人生~」より、授業の時に困ったことです。

※性別移行する前のことです。

 

・体育

東大にはスポーツ身体科学(スポ身)と呼ばれる体育の授業がある。着替える必要があり、更衣室の問題が発生する。これは事前に教員に相談することで着替える必要のない座学中心のクラスに変更できる。

 

東大では1年次の必修にスポ身と呼ばれる体育の授業があります。トランスジェンダーの多くにとって体育は壁です。どうしても男女分けが出てきますから。

まず更衣室。男女ではっきり分かれているので、多目的トイレで着替えたりしてました。

あと男女混合でやるので、女子に優遇措置があったりします。この辺は種目と教員に左右されると思うので難しいですね。

女子に優遇措置が必要なのかどうかも意見が分かれるところです。

僕はそもそも運動のできるできないでハッキリと成績つけなくていいと思っているので筋肉量の差を理由に女子を優遇しなくてもいいのではないかと思っています。

というか、スポ身進振りから除外してもいいんじゃないですかね。進振りに関係なければ成績そんなに気にしないでしょ。

 

・出席/名簿

名前を呼ぶ際、男子はくん付け、女子はさん付けという先生が多い。男女の区別がつかないような呼び方が望ましいと思う。

一部の名簿には性別によって色分けされている物がある。理科類の必修である実験の班分け名簿は女子のみピンク色のラインが引かれている。必要性が理解できないので廃止すればいいと思う。

 

語学やスポ身では出席を点呼で取ることが多いです。すると教員は男子を「くん」、女子を「さん」で呼ぶことがほとんどです。

別に全く深く考えていないだけなんだと思います。が、わざわざ男女で呼び分けるの面倒ではないですか?

しかも、東大は女子が少ないので、勢いで女子を「くん」で呼んでから「さん」で呼び直すことが結構ありました。

トランスジェンダーどうこう以前に、いちいち呼び直すくらいなら全員「さん」でいいと思ってました。

実験名簿はこれ見よがしにピンク色の線が引かれていてとても不愉快でした。そんなに女子学生の名前を目立たせる必要ってあるのか?

という訳で「必要性が理解できないので廃止すればいいと思う」と書いたら、「私は教員ですが、確かに必要性がわからないので会議にかけてみようと思います(意訳)」とポストイットに書いて貼ってくれた方がいました。書いてみるものです。

 

・語学

英語の授業だとファーストネームを呼ばれがちである。かといって名字だとMr.やMs.がついてしまうだろう。初回の授業でニックネームでも決められるようにすると良い。

 

これはもうとても嫌でした。性別移行前のファーストネーム嫌いなんですよね。油断していると呼ばれるので「うわぁ」ってなってました。

別に性別違和とかでなくてもファーストネームで呼ばれるの嫌な人いるんじゃないですかね。

逆に名字が嫌な人もいると思うので、臨機応変に呼び方本人に選ばせればいいと思います。

 

これで授業編は終了です。

記事を書いている間に日が変わってしまいました・・・

もう駒場祭当日ですね。楽しみだなあ。という訳で寝ます。

おやすみなさい。

 

シン