出典:我が人生

あるトランスジェンダー東大生のレポート

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セクマイ東大新入生に向けて

こんにちは。シンです。

3/10には東大の合格発表がありました。合格された方、おめでとうございます。

僕も合格したときはもう舞い上がって飛び上がるくらい嬉しかったです。

 

大学は高校までとは違って、行動範囲や人間関係も広がり、自由に満ちあふれています。制服ないし。

僕は高校時代までトランスジェンダーとしては非常に肩身の狭い思いをしてきたのですが、大学に入ってから自由にいろいろできるようになって楽しく生活しています。

 

しかし、大学というのは自由な分、自分から行動しないと情報が集められなかったりします。

という訳で今回はセクシュアルマイノリティの東大新入生に向けて、耳寄りな情報を書こうと思います~

 

セクシュアルマイノリティと書きましたが、どうしてもトランスジェンダー寄りになってしまう部分があります。制度面は特に。

 

 オリ合宿

オリエンテーション合宿、通称オリ合宿。

科類と第二外国語により分けられたクラスでいきなり行く一泊二日の旅行のことである。

開催時期は4/2~7あたりのうち2日

上クラ(2年生でクラス番号が同じクラスのこと。あなたが文三10組なら2017年度入学の文三10組がそれに該当する)の先輩が幹事をやってくれる、同じクラスの人と親睦を深めたり、先輩達から有益な情報を聞いたりするための旅行である。学生有志の企画なので大学はあんまり関係ない。

 

 クラスで親睦を深める場というのはあった方がいいのだろう。

しかし、宿泊行事である。

風呂、部屋割り、当然男女別である。

厳しい。 

 

・・・という訳で僕は行かなかった

 

この話で大切なのは、「オリ合宿は自由参加」というところだ。行きたくなかったら適当に理由をつけて断ってしまえばいい。

行かないとクラスになじめないかも・・・と不安になるかもしれない。その辺は他の機会(プレオリという名の懇親会とかクラス会とか五月祭の準備とか)で頑張るしかない。

 

結局僕のクラスはそんなに仲良くならなかったので、そんなに困らなかったが、正直クラス次第なので「オリ合宿行かなくても全然大丈夫だよ☆」とは言えない。

でも、オリ合宿行かない人は一定数いるし、サークルもあるしどうとでもなるんじゃないかな。

教養学部2年間と言いつつ、実質1年半だし。

 

健康診断

初年次健康診断は検査項目が多くて大人数を一気にやるのでそれなりに時間がかかる。これも男女別で時間が決まっているのでかなり肩身が狭かった。

駒場保健センターというところが主催で、実はそこに電話して交渉すると個別対応してくれる。

僕は新入生のときそんなこと知らなかったので個別対応にしてもらわなかった。知ってたらな~してもらったのにな~

個別対応にすると通常の健康診断の時間以外でやることになるので、多少待たされたり面倒だったりするかもしれない。

 

学籍の名前変更

東大では性別違和を理由とした学籍名の変更ができる。

必要書類は

通称名使用申請書(教務課でもらえる)

性別違和の診断書×2

保護者の同意書 である。

 

これらの条件は緩和できないかTOPIAで活動しているので、少し経つと条件が変わるかも。

(詳しくは過去記事参照)

reference-mylife.hatenablog.com

 

 制度面についてはTOPIAのホームページにできることガイドがあるので、是非そちらも見て欲しい。通称名使用や健康診断について詳しく書いたものだ。

できることガイド in 東京大学-ジェンダー・セクシュアリティとキャンパスライフ-topiaut.wordpress.com

 

 今回はこんなもんかな。

3月中にサークルと授業の紹介がしたい。